推しとの自由な妄想でいつも楽しく過ごしているイメージの夢女子ですが、実際には虚しい気持ちや寂しさを抱えたり、推しそのものに冷めることもあります。
夢女子が活動に虚しさを感じたり、推しに冷めるのはどんな時なのか?心境とその時にどうやって過ごしていたのかを見ていきましょう。
現在、虚しさや冷め期に悩んでいる夢女子さんへのアドバイスもあわせて紹介していきます。
夢女子をしていて虚しいと感じるのはどんな時?
・周囲の惚気話を見聞きした時
周りの友人であったりテレビやSNSなどから見聞きする惚気話なんかによって、ふととてつもない虚しさを覚えてしまうことが多く、その度に自分はなぜ叶わない恋を延々やっているのだろうかと徒労感にも似た感情が沸き起こります。
・次元の壁を感じた時
次元の壁があり、絶対に叶わない恋をしているのに目の前にいる彼はどうしたって現実で、こんなに両思いなのに諦めるなんて選択肢ないはずなのにどう頑張っても今の人類の技術じゃ大好きな彼らの手を握ることすらできない。そんなところに虚しさを感じます。
・休みを満喫中にふと・・
休みの日に、推しの映像を見ていたり、推しと一緒に踊ったりしているときに、ふと「休日なのに、ずっと引きこもって1人で何をやってるんだろう」と虚しくなることがあります。またそんな時に、SNSなどで友達が彼氏と楽しんでいる様子を見てしまうと更に虚しくなります。
・クレカの引き落とし額を見た時
なんとなくクレジットカードの引き落とし額を見た際に自分が思っている以上の金額を使っていて、この金額があれば○○できたな(例えば海外で行きたいと思っていたところに行ける、高いご飯屋さんで行きたいと思ってたところに行ける)と思った時。
・周りの人が充実している時
友人や職場など周りの人が充実した生活の話をしているのを聞くとたまに自分は何をしているのかと虚しくなります。
最近一番強く感じたのが、学生時代の友人が資格の勉強をして自分の会社を立ち上げた話をした時で、現実を見て努力している人がいるのに私は妄想に生きて良いのだろうかと思いました。
・夢女子仲間がいない時
推しに憧れ、色々妄想するも現実には存在しないし、周囲は皆超現実派の人間ばかりなので一人だけ浦島太郎気分になったような空虚感が時々あります。一体自分は何やってるんだろう、現実を見なきゃ、みたいな思いも沸きあがったりします。
・原作そのまま楽しめていない時
ふとマンガや小説、アニメーションなどを原作そのままで楽しむことができていないなあと虚しく思うときがあります。マンガや小説、アニメーションなどに登場しない自身を投影して楽しむのが夢女子なので、我に返ってしまうと冷めてしまうのかもしれません。
・世の中の風潮を目の当たりにした時
世の中は現実の異性と恋愛することが当たり前であるという風潮を目の当たりにした時です。多様性の時代とはいえど、まだまだ結婚を強いてくるメディアや世間を見ていると、二次元のキャラクターが好きという自分の気持ちに負い目を感じます。
・今以上の存在に絶対になれないと実感した時
どんなに好きでも今以上には近くなることは絶対にできない存在であることを改めて実感する度、空しくなってしまいます。リアルと違って絶対に触れられないし、絵師さんや声優さんに全て委ねられているので、ある意味痒い所に手が届かない。
・作品に新規情報や更新がない時
二次元コンテンツだと、特に新規情報がなにもないとひたすら既存絵のグッズなど集めたり、公開されている情報のみで妄想しているところがあるので、それ以上発展しないため、他の盛り上がっているジャンルの夢女子の姿をみていると、自分の虚無さを感じてしまうし、まわりがリアル充実している話をきいているとしんどさを感じて虚しくなる
虚しい時や推し活に冷めた時はどうしているのか?
・少し距離をとる
どうしても虚しくなってしまうタイミングというものは起こってしまうため、仕方がないので一旦は離れてみることも大事だなと思っており、その期間は完全に推しや推し活のことを綺麗さっぱり忘れて過ごすことにしています。
・とりあえず寝る
とりあえずひたすら寝ます。寝て、寝ます。薄目で遠目でチラッと見つつ、この気持ちを抱えてこれから推しとどう生きていこうかとしっかりぼんやり考えます。なかなか答えが出ないものなのでここでもしっかり寝ます。もういいや!ってレベルまでなることができれば、卒業です。
・一番好きな作品を見る
虚しくなったときは、自分が1番好きな推しの作品を見るようにしています。そうすることで、心が洗われ、すっきりできます。推しや活動そのものに冷めたときは無理に気持ちを復活させようとはせずに流れに身をまかせるようにしています。
・新しい活動を保留する
一旦新しい活動(新たにグッズを買ったりDVDを買ったりすること)やめます。なんで推してるんだろうと思った時は今日も見なきゃなど義務感が出ているときや現実世界で大変な時が多いので距離を取るようにしていました。
・現実世界を頑張る
とりあえず少し現実世界の方を頑張ってみます。そのまま卒業できたらそれまでなのですが、そんなことはできないのは今までの経験からわかっています。必ず推しが恋しくなりますし、大変な現実世界を生き抜くためには推し活が自分には不可欠なものだと再確認できるので自然と元に戻ります。
・違うことに熱中する
しばらく違う事に熱中して時に任せます。推し活と距離を置いて全く違う趣味に没頭していると、時々無性に推しを愛でたい衝動が来るときがあるので、その時は素直に感情に任せて「推し愛で期」再来と思って活動を再開します。
・作品をそのまま楽しむ
マンガや小説、アニメーションをそのまま楽しむことにしています。そもそも「夢をみる」対象になった作品やキャラクターは、作品やキャラクター自体に魅力を感じたものがほとんどです。なので好きなシーンなどを繰り返し読み返したり、視聴したりして楽しみます。
・他の推しを探す
虚しくなるだけなら推しへの気持ちまでは冷めたりしません。推しに冷めてしまった場合は、他の推しを探します。とにかく情報収集に力をいれて、次の運命の相手を見つけようとしますね(笑)新しい出会いも良いものだと実感したりして。
・無理をしない
冷めた状態で「いや、まだまだだ」「ずっと推し続けるんだ」と無理やり続けても、もしかしたら再燃するかもしれないけど、最悪完全に冷めきってしまって興味がなくなる可能性もあると思います。そういう時は敢えて逆らわずに離れて、別のことに集中するようにしています。
・程よい距離感を大事にする
一旦、情報をさけるためにSNSの頻度を下げたり、夢活動以外のことの時間を増やすようにする。どうしても推しは気になっちゃうけど、離れる期間が多くなると、自然と前よりは重い気持ちにはならなくなるので、程よい距離感も大事かな、と。
冷め期や虚しさに悩んでいる夢女子へのアドバイス
・落ち込む必要ない
誰にだって起こり得る事象であるがゆえ、落ち込む必要は全くありません。冷めている間、その間を上手く使って何かほかの趣味を探してみるのも得策ではないかと思われます。むしろいいタイミングだと考えるべきでしょう。
・充電期間と割り切って!
普通の恋愛も何年間もずーっと365日24時間ラブラブな恋をしているのは難しいと思うので、今はお休み充電期間と振り切って!夢女子は忘れてリフレッシュしてみるのも良いかもしれません。そしたら彼の方から寂しくなってやってくるかもしれません。あとはいっそ推し変!してしまってもいいのかもしれませんね。
・気持ちに正直に動こう
冷めることや虚しくなることは決して悪いことではありません。自分が新しい何かを始めたい、現実に向き合って頑張りたいと思っているサインです。辛くなったらいつでも推しが待っていてくれるので、自分の気持ちに正直になって動いてみるといいと思います。
・好きになった当時の気持ちを思い出すのが一番
冷めても問題ないと考えればまた程よい距離感で好きになれました。私の場合はその推し活だけで知り合った友人などもおらず1人で、だったのでなんでこんなに毎日DVDとか見たりSNSチェックしてるんだろうと思った時は思い切ってしなくなりました。
それでも癖でやっちゃう時だけ身を任せるようにすると推し!と呼ぶには弱いかもしれないけど長く好きでいることができました。義務感になってる場合倦怠期のカップルみたいな状況だと思うので好きになった当時の気持ちを思い出す、距離を置くのが1番だと思います。
・負い目は感じる必要ない
誰かと比べたり常識に当てはめようとした時に虚しくなることもあると思います。でも推しは勇気をくれる自分にとって大切な存在だということに必ず気が付けますのでその気持ちには素直になって良いです。
何かに夢中な人は輝いていますし、推しがいた方が結果的に他の面でも頑張れるはずなので、夢者であることに負い目を感じる必要はまったくありません。
・客観的に自分を分析しよう
しばらく推しから離れてみて客観的に自分を分析するのも良いかと思います。推しとの出会い、好きになった時の感動、色々やってきた推し活の歴史を振り返ると人知れず頑張ってきた自分が見えてきます。まずはそんな自分を褒めてあげて充電期間を取るのも間違いではないと思います。
・新しい推しポイントを見つけよう
「夢女子」をしていると、どうしても冷め期や虚しさを感じてしまう時期があるかもしれません。しかし、そんなときは自分が「どうして(マンガや小説、アニメーション、キャラクターなど)が好きなのか?」と自身に問いかけてみると良いかもしれません。そうするとまた新たな推しポイントがみえてくると思います。
・何も気にせず次に行くのもあり
気にすることなく次(の推し)に行ってもいいと思います。人生は出会いの連続なので、それまでを超える推しに巡り会えるかもしれませんし。その中で「やっぱり私には前の推ししかいない」などと感じたら、また戻ってくるのも全然ありだと思います
所謂マンネリ期だと思うので、気持ちに逆らわずに一旦対象から離れてみるのも手だと思います。それでもし「何だか寂しい」「私にはやっぱり推しが必要だ」と感じたら戻ればいいと思うし、その方が今まで以上に推せるようになると思います。
・改めてジャンルを確認!
ジャンルによっては、供給の差で悩んでいる人もいるので、まず自分のジャンルの人気など確かめてみたり、同ジャンルの夢女子の様子をみる。自分のほうが夢活動して、充実してるなら、また自分の中で盛り上がるだろうし、冷めて元に戻らないのであればもしかしたら他ジャンルで急に目覚めるときもあるのでそのときのためにお金とか充実して貢げるように準備する楽しさとかつくるといいかも知れないです。
夢女子的に虚しくなるのは避けて通れない道!?
周囲のリア充感や、推し活に使ったお金など、現実的な問題から虚しい気持ちになる夢女子が大半のようでした。
原作の終了や流行の終わりなど、本人が活動を続けたくてもできなくなるような事情も虚しい気持ちや寂しさにつながります。
推しに冷めたとしても、アニメやマンガ、ゲームにアイドルなど、好きなコンテンツそのものを嫌いになったという人はほぼいないので、一時的に虚しい気持ちになっても金輪際なにも楽しめないってことはなさそうです。
夢活動に限らず、現実を放置したまま趣味に没頭することはなかなかできないので、リアルを大事にしてほどよく楽しむのが虚しさを感じないコツと言えます。