夢女子の性格によって変わる妄想内での行動

夢女子には、自己投影型や代理型など、色々なタイプがいますが、妄想を楽しむという点は共通しています。

妄想内容が人や推しによって変わるのは当然ですが、そもそも妄想する人の本来の性格はどのくらい関係しているのでしょうか。

性格通りのキャラで妄想内も過ごすのか?はたまた、「おまダレ状態」でリアルの性格とは別のキャラで妄想しているのか?いくつかの事例を紹介します。

誰かに愛されたい性格ゆえに溺愛系の妄想が多い

私は、誰からも愛されず基本的に寂しい生活を送っていることもあって、誰かに愛されたいと強く願うようになりました。したがって、推しに関する妄想をする際にはその願いが色濃く反映するようになり、結果的に溺愛される妄想ばかりになったと言えます。

具体的には、私と推しが同級生の設定で、人前でイチャつくのは憚られるものだと認識しているが故に、学校の中ではそんなに話すことはしないけれど、常にお互いのことは監視している状態。

もし私が推しとは違う人と仲良く話していれば、あとで「あの人とそんなに仲良しなんだね」と少し詰問口調になる推し。

さらには「学校なんてなければずっと独り占めできるのに。いっそ学校やめて一緒に暮らそうよ」と無謀な提案を持ち掛けて半ば困らせようとしてしまう。

ただし、溺愛されることに喜びを感じる私は、推しが口にするその無謀な提案を前向きに検討している。あくまで私の願いは推しに愛されることにあるから。

コンプレックスの塊なので、それを癒してくれるような妄想をする

リアルでは色々な事にコンプレックスを持ってしまっているので、それを全て取り払った様な自分を妄想の世界で主人公にします。

そして、自分の大好きなキャラクターがメチャメチャ、自分だけを大切にしてくれて、この世で一番愛してくれる世界にしていきます。

自分自身の学生時代の良かったことや、「こうだったらよかったのに~」というものを全て昇華させていくようなストーリー展開になります。

大好きな推しの愛を一身に受けて、これ以上ないような幸福を感じられる物語を作っていきます。

基本的にあまり人に甘える事ができないので、妄想の世界では年上彼氏、いわゆるスパダリのお相手になっていただいて、普通の生活をしたり、デートを繰り返したり、幼馴染として、小さい時から溺愛してもらえる、とかそういった事をひたすらしてもらって、普段の生活のストレスをそれで軽減させようとしています(笑)

妄想の世界では、本当に自分の思ったようにストーリー展開させていくことができるので、現実の自分ではありえないような、甘え方をしたり、イチャイチャラブラブなストーリーになります。

普段は冷静沈着だけど、妄想では漢気ある

普段は冷静沈着で少々のことには動じないが、推しがピンチならなりふり構わず守ってあげたい漢な妄想が多いです。

一生懸命自分を磨くために努力する推しだが、不器用でドジな部分も多くヘマばかりしてしまう。しかし弱音を吐かず頑張る姿は尊い。そんなところもひっくるめて推しを愛でたいし見守りたい。

普段は自分は手を貸さず見守りに徹するが、推しがかなり落ち込んでしまったり、泣きべそかいてどうしようもなく健気に耐えていたりでもしようものなら、推しの前に颯爽と現れて、慈愛の女神の如く推しを励まし時には飴と鞭を使い分けながら鼓舞してあげたい。

そして押しがピンチを乗り越え一回り大きく成長出来たら、よくやったと聖母のように労わり労をねぎらってあげたい。

推しと共に人生の悲哀を一緒に越えていけるような妄想は楽しいし、普段の自分ではしないような声掛けもしてしまうので色々新発見にもなり、推しへの愛は日々膨らんでいくばかりになる。

馬鹿な子ほど可愛い、というが本当に推しは可愛いし、自慢の子だから絶対難易度高い人生も攻略してくれると勝手に親馬鹿っぷりも発揮してしまっている。

普段は甘えるタイプではないので、妄想では推しに甘える

私自身普段、人に気を使ってしまい甘えることができないタイプです。だからこそ妄想の中では素直な自分で推しに甘え甘えられる存在である妄想をします。

私は小さいころから人の顔色や、機嫌をうかがって生活をしていました。両親がヒステリーを起こさないか、怒られないか…クラスメイトに気持ち悪いと思われていないか…と常にビクビクしていました。

親や友人、恋人ですら甘えるのが苦手です。一時そうすることはできても、うざいと思われないだろうかとかそういった心配をしてしまいます。

そのおかげか、だれにも甘えないでも生きていけるようにはなりました。

だからこそ、私の自由は妄想の中にだけ存在していたのです。妄想であれば、当然相手にうざいと思われることもありません。妄想であれば私は沼のようにドロドロと愛してもらうこともできるのです。妄想の中では私だけを愛してというわがままも言え、お姫様のように愛してもらえるのです。

また私は心配性なところもあります。恋人がいても浮気されるのでは?と常に心配になります。

しかし、妄想の中では決して私が願わない限り推しは私だけを愛してくれます。甘い言葉の裏で実は浮気をしてましたという人間の汚い部分も忘れることができるのです。

夢女子は性格通りの妄想ばかりではない

夢女子の性格傾向と妄想の事例をいくつか紹介しましたが、リアルの性格や日常での行動をそのまま妄想するタイプもいれば、リアルの自分とはかけ離れたキャラで妄想する夢女子もいます。

後者はどちらかというと、理想の自分や叶わない願望があるからゆえに妄想している側面もあります。

夢思考のないオタクや、一般の人でも「現実と理想のギャップ」を感じることはあるので、推しキャラとの妄想とまでいかなくても、思考回路自体は理解できるのではないでしょうか。

むしろ、リアルの自分の性格と行動そのままに妄想世界に浸れるのこそ、夢女子ならではなのかなと感じます。

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